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放射線 放射性物質 Q&A 山歩きで被ばくしないか

 これからゴールデンウイークに入り、山歩きをする機会も増えるかと思います。山の中の木々には放射性セシウムが付着していると聞きました。山を歩いて被ばくしないか、心配です。山歩きをして大丈夫でしょうか?

【回答者】県放射線健康リスク管理アドバイザー・長崎大大学院教授(放射線医療科学専攻) 高村昇さん

■楽しむ程度なら影響ない 帰宅したら靴や服洗って

 まとまった休みが取れる機会を生かして山にピクニックなどに出掛けようと思っている方もいるでしょう。山間部には空間放射線量が比較的高い場所があるとの報道もあり、山歩きに不安をお持ちかもしれません。

 確かに現在、除染作業は市街地を中心に進められており、山間部までは十分に手が回っていない状態です。県内では森林が面積の約70%を占めています。実際、山の中で放射性物質は主に落ち葉に付着して地面にあったり、木に付着したりして存在していると考えられます。

 例えば、1時間当たり5マイクロシーベルトの空間線量のある山の中を8時間歩くと仮定します。この場合、被ばくする線量は40マイクロシーベルト(0・04ミリシーベルト)となります。胸のレントゲン写真を1枚撮影する時の被ばく線量とほぼ同じか、少ない線量です。休日に山歩きを楽しむ程度の放射線被ばくで健康影響が出ることは考えにくいといえます。

 ただ、現在キノコや山菜から基準値を超える放射性セシウムが県内でも検出されています。もし山歩きの最中に山菜狩りなどを計画されている場合には、自分が行く地区の山菜やキノコが基準値を超えていないかどうかを確認しておくとよいでしょう。

 山歩きをすると、靴や靴下、服に放射性物質が付着する可能性はあります。家に戻ったら、靴底を水で洗い流したり、服を洗濯したりし、シャワーで体を流せば、付着した放射性物質も取り除くことができます。

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