東日本大震災アーカイブ

大越をヒマワリの里に NPOが種500キロ贈る

贈呈式に臨んだ(左から)松本、佐久間、半田、清輔の各氏

 県内の若手経営者らでつくるNPO法人福島ひまわり里親プロジェクトは3日、田村市大越町の牧野ひまわり会、大越まちづくり協議会にヒマワリの種計500キロを届けた。夏には大越町全域を黄色い花で彩る。
 ひまわり会の佐久間辰一会長(60)宅で贈呈式が行われ、NPOの半田真仁理事長(34)、活動に賛同している都内の会社員清輔夏輝さん(27)が佐久間会長、大越まちづくり協議会の松本昌行会長(69)に長野県の中学校など全国各地から届いた種を手渡した。ヒマワリは大越町全域の約1500世帯に配られる。牧野川の河川敷などにも植えられ、7月中旬に見頃を迎える。
 同NPOは震災と原発事故の風化を防ごうと、昨年から、県外の団体や個人からヒマワリを育てる「里親」を募り、収穫した種を県内での栽培用に提供してもらう活動をしている。
 この日はひまわり会の種まきも行われ、NPO関係者や里親有志が作業に加わった。