3日午前10時ごろ、郡山市富田町若宮前の富岡町仮設住宅で一人暮らしの大工男性(58)が死亡しているのを知人男性と町職員らが発見し、119番通報した。町などによると、死後2週間ほど経過しており、病死とみられる。
町によると、知人男性が3日午前、男性の携帯電話にかけたところ応答がなかったため、仮設住宅を訪問した。町の委託を受けて合鍵を管理する連絡員に住宅を開けてもらったところ、居間で死亡していた。
同じ棟の男性によると、亡くなった男性の住宅は約2週間前から部屋の電気がついたままになっていたが、仕事で部屋を空けることが多く、仮設住宅の指定駐車場とは別の場所に車を止めていたため、外出していると思っていたという。
男性はいわき市の工務店に郡山市から通勤していた。男性の妻子はいわき市に住んでいるという。
この仮設住宅では、1月に一人暮らしの70代男性が浴槽で死んでいるのが見つかっている。町は「仮設住宅の一人暮らしの方への訪問を強化したい」としている。
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