大手コンビニエンスストアのファミリーマートは、南相馬市小高区で移動販売車「ファミマ号」を使った営業を27日に始める。政府の原子力災害現地対策本部によると、避難指示解除準備区域内でのコンビニ営業は初めて。
津波被害を受けたファミリーマート南相馬小高店の駐車場で営業する。販売は毎週水曜日と金曜日で、時間は午前11時から午後2時まで。食品や日用品など約200点を扱う。同社は「需要が高まれば営業日などを拡大したい」としている。
避難指示解除準備区域は宿泊を伴わない事業であれば市町村長の判断で再開できる。同対策本部によると、南相馬市の避難指示解除準備区域内ではガソリンスタンドや自動車整備工場など9事業所が営業を再開させた。
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