東日本大震災アーカイブ

夢は日本代表 いわきの小学生ザッケローニ監督から指導

子どもたちにドリブルを指導するザッケローニ監督(右)

 サッカー日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督が17日に来県し、福島県いわき市のいわきグリーンフィールドで開かれたU-11(小学5年生以下)サッカー教室で約180人を指導した。ザッケローニ監督は「誰もがうまくなる可能性を秘めている。サッカーを好きになることが上達する基本」などとアドバイスし、「(被災地が)1日も早く安心して生活できる環境が整ってほしい」とエールも送った。
 アディダスと日本サッカー協会が全国6カ所で開いており、いわきは4カ所目。子どもたちはザッケローニ監督が考案したパス中心の練習メニューやミニゲームに挑戦した。
 地元の植田サッカースポ少のDF植新翼君(10)=植田小5年=は「(ザッケローニ監督は)相手の動きをしっかり見てドリブルするよう話していた。長友佑都選手のような選手になりたい」と目を輝かせていた。
 教室では、優秀選手5人が選ばれ、ザッケローニ監督のサインが入った日本代表のユニホームのレプリカがプレゼントされた。5人はJFAアカデミーに体験入学できる。