東日本大震災アーカイブ

全国の浪江町民一体 二本松で音楽祭「きみに会いたい!」

やぐらを囲んで盆踊りを踊る来場者

 「浪江音楽祭2012in二本松 きみに会いたい!」は18、19の両日、福島県二本松市の安達体育館と隣接する安達運動場仮設住宅集会所で開かれた。東日本大震災や東京電力福島第一原発事故で全国に散り散りに避難した人々が集まり、音楽や踊りなどを通して絆を強め合った。
 一昨年まで浪江町で夏に開催されていた「ストリートミュージックフェスタinなみえ」を福島市育ちの音楽家・大友良英さんや福島市の詩人・和合亮一さんらが代表を務める「プロジェクトFUKUSHIMA!」の支援で、名称を変更して催した。
 初日は浪江町出身の民謡歌手原田直之さんのコンサート、山木屋太鼓「山猿」の演奏、のど自慢大会などが催された。夕方には「ハイパー盆踊り」と題し、やぐらを囲んで踊りの輪を広げた。
 2日目は朝から夜まで14組のミュージシャンがライブを繰り広げた。同プロジェクトの代表の1人で二本松市出身の音楽家遠藤ミチロウさん、歌手のカルメン・マキさんや遠藤賢司さんらが出演し、会場を盛り上げた。