東日本大震災アーカイブ

医師派遣で協力 東電会長、いわき市長に示す

 下河辺会長は8日、いわき市の医師不足問題の解消に向けて、同市への医師派遣について協力する考えを示した。同日、市役所で渡辺市長から要望を受けた後、記者団に対し「(医師派遣について)実現させたいと思う」と述べた。
 下河辺会長は「要望を頂いたばかりで具体的な時期などは白紙」としたが、今後、早急に検討を進める考えを示した。渡辺市長は「東電は東京電力病院を保有しており、医師を確保するための医大などとのつながりがあるだろう」と要望の意図を説明した。
 同市には原発事故の影響で双葉郡から約2万3千人が避難して人口が増加しており、医師不足解消が課題になっている。

カテゴリー:福島第一原発事故