東日本大震災アーカイブ

ガンマカメラ導入へ 川内村、一次除染場所を順次測定

 川内村は放射性物質を可視化できる放射線測定装置(ガンマカメラ)を導入し、平成25年度から活用する。28日の村臨時議会で購入契約案を可決した。
 ガンマカメラは2341万5000円で、購入費には、郵便事業寄付金などを充てる。放射線管理士を村嘱託職員として新たに雇用し、家屋や森林、仮置き場など一次除染を終えた場所を順次測定する考えだ。
 測定結果は要望があれば個別に情報を提供する。
 仮に放射線量が低減しなかった箇所などを見つけた場合、国に対して二次除染を要望するためのデータとする。希望する村民を対象に貸し出しも行う。
 村臨時議会では、川内高原農産物栽培工場の建設関連費4134万6000円を増額する平成24年度一般会計補正予算と川内中災害復旧工事請負契約も可決した。

カテゴリー:福島第一原発事故