東京電力福島第一原発事故の影響で自粛していたコメの作付けを平成25年度に再開する広野町は15日、農家に放射性セシウムの吸収抑制効果がある塩化カリウムの無料配布を始めた。
町内では110戸が110ヘクタールで作付けを再開する予定。町は県の補助金を活用してカリウム2万2千キロを準備した。町内のJAふたば広野支店で水田20アール当たりカリウム20キロを配布する。各農家は田植え前にカリウムを散布し、管理日誌や写真を町に提出する。
初日は朝から農家が同JAを訪れ、カリウムを受け取っていた。
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