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今を生きる 矢吹で陶器市、即売 あすまで 伝統守り魅力伝える

大堀相馬焼を品定めする陶器ファン

■大堀相馬焼 窯元 栖鳳窯、志隆窯、いかりや窯
 東京電力福島第一原発事故による帰還困難区域に再編された浪江町大堀の大堀相馬焼窯元である栖鳳(せいほう)窯、志隆(しりゅう)窯、いかりや窯などの作品を即売する「あゆり陶器市」は、矢吹町のあゆり温泉ゲートボール場で24日から26日まで開いている。
 東日本大震災の前は21の窯元が加入していた大堀相馬焼協同組合は、昨年7月に二本松市の工業団地に移転。組合は2基のガス窯を導入し、窯元の制作に役立てている。矢吹町の陶器市には、組合の窯を使って焼き上げた陶器などを並べた。
 志隆窯窯元の志賀隆次さん(62)は家族と共に本宮市に避難している。並べた陶器をじっと見詰めながら「地元を離れて2年。厳しい現実と向き合う毎日だ」と話す。近く矢吹町に作業場を整備する栖鳳窯窯元の山田正博さん(63)は「困難な状況だが、大堀相馬焼の伝統を守るためにはとにかく動くしかない」とし、浪江町から遠く離れた地で1人でも多くの人に大堀相馬焼の魅力を知ってもらうことが大切だと強調する。
 陶器市には栃木県の益子焼窯元も出店している。時間は午前10時から午後5時(最終日は午後4時)まで。

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