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原発事故後の医療、本に 福医大の医師ら出版

福島医大の医師らが原発事故後の対応などをまとめた書籍を紹介する大戸医学部長

 東京電力福島第一原発事故後の被ばく医療に携わる福島医大の医師らが、事故発生後の医療現場や県内の状況などをまとめた書籍「放射線災害と向き合って-福島に生きる医療者からのメッセージ」がこのほど、出版された。
 原発事故対応の最前線で医療に取り組んできた同大の医師、研究者ら約10人が執筆した。救命救急医が原発事故直後に同大付属病院内にいた医師の対応などを臨場感たっぷりに報告している。放射線科医や外科医らが放射性物質や健康リスクなどについて、専門知識に基づき解説。県民健康管理調査や、リスクコミュニケーション、危機管理も取り上げている。
 医師らは、現在も続く放射線対応や通常の診療などで忙しい合間を縫って執筆に当たった。序章を担当した同大の大戸斉医学部長は「過酷な最前線を体験した医師の生きた言葉がつづられている。科学に根差した客観的事実を積み重ね、百年後にも評価される内容を目指した」と話している。
 医学書を専門に出版しているライフサイエンス出版(東京)からの発行。定価は2310円(税込み)。

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