東日本大震災アーカイブ

広野町 町営住宅改修へ 町民帰還促す

 広野町は東京電力福島第一原発事故で町外に避難している町民の帰町を促すため、老朽化した町営住宅の改修に乗り出す。国の補助を受け、今年度は30戸で実施する。来年度は48戸を改修する計画だ。
 山田基星町長が10日に開会した9月定例議会の一般質問で示した。「当初は建て替えを考えたが、完成までに時間がかかる。一日も早い帰町を促すため、国の別枠補助金を利用して改修で対応する」とした。
 9月定例議会の会期は13日までの4日間。初日は山田町長が町営住宅改修費を含む約13億8700万円の一般会計補正予算など20議案を提出し、町政報告などに続いて一般質問を行った。