東日本大震災アーカイブ

浪江町 新規に医療施設 二本松の仮設内診療所機能拡大

 浪江町は新たな医療施設を建設する方針を固めた。東京電力福島第一原発事故で全町避難が続く中、二本松市の安達運動場仮設住宅内にある仮設診療所の機能を拡大させ、町民の健康を維持する環境を充実させる。
 町は11日の9月定例町議会本会議に関連予算を盛り込んだ一般会計補正予算案を提出する方向で最終調整している。同日、施設の概要を発表する予定。
 原発事故による避難のため町は平成23年9月から安達運動場仮設住宅内に仮設診療所を設置したが、避難が長期化しているため医療機能の拡充が必要と判断した。