楢葉町といわき明星大の連携協力協定調印式は8日、いわき市の同大で行われ、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故からの復旧・復興に向けた資料の収集や調査研究に協力して当たることなどを確認した。
町の役場機能を大学会館、町のこども園と楢葉小中仮設校舎を大学のグラウンドに設置するなど、町と大学は密接に関わっている。協定では復興計画や除染計画などの策定、避難住民の支援活動、町民らを対象にした調査などで連携する。協定の期限は平成27年3月までで、その後は3年ごとに更新する。
調印式では松本幸英町長と山崎洋次学長が協定書に署名した。松本町長は「協定に大きな意義を感じる」、山崎学長は「町の復興の一助になりたい」と話した。
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