台湾の教育旅行関係者は12日、会津若松市の観光地や高校などを視察し、東日本大震災からの復興状況に理解を深めた。
海外からの教育旅行を回復させるため本県と宮城、山形両県、国土交通省東北運輸局で招聘(しょうへい)した。台湾の高校の校長ら7人が参加している。
一行は鶴ケ城で天守閣や茶室麟閣などを見学した。台湾では大河ドラマ「八重の桜」が1年遅れて放送されるため、県や市の担当者がドラマの舞台であることをアピールした。
このほか同市の会津学鳳高や會津藩校日新館を訪問。喜多方市のリンゴ農家で農業体験も行った。13日は猪苗代町の野口英世記念館などを訪れる。
県によると、震災前は台湾の高校が10校前後、教育旅行で訪れていたが、昨年と今年はそれぞれ1校にとどまっているという。
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