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南相馬など28年度 除染完了で環境省が新工程表

 東京電力福島第一原発事故に伴う国直轄除染の完了時期を最大3年間延長する方針を固めていた環境省は26日、新たな工程表を発表した。南相馬、富岡、浪江、飯舘の4市町村を平成28年度内、川俣と葛尾の2町村を27年度内完了に見直した。
 各市町村とも住宅や事業所、上下水道、道路などを優先的に除染し、住民帰還に重要な施設は完了目標よりも1年前倒しで終わらせる。政府は29年度をめどに避難区域を見直す方針で、それまでに除染を終えることで地元自治体が復興や住民帰還を進めやすくする狙いがある。
 町の96%が「帰還困難区域」に指定されている双葉町は除染計画を策定できておらず、具体的な時期が示されなかった。帰還困難区域についても「効果的な除染方法などを検討する必要がある」として、除染計画に盛り込まれていない。
 国直轄除染は福島第一原発周辺の11市町村が対象。当初は25年度中に終わる予定だったが、除染で出た土壌などの仮置き場確保が難航し、大幅に遅れている。
 これまでに完了したのは田村市のみで、25年度内に終わるのは楢葉、川内、大熊(帰還困難区域を除く)を合わせた4市町村の見込み。
 環境省によると、県内では1日当たり約1万人が除染作業に当たっている。今後、ピーク時は1万5千人程度が必要で、人員確保などが課題となる。

カテゴリー:福島第一原発事故

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