広野町消防団と町婦人消防隊の出初め式は19日、町中央体育館で行われた。出初め式に先立ち実施していたパレードが3年ぶりに復活し、JR広野駅周辺で団員らが防火を呼び掛けた。
パレードは出初め式に合わせた恒例行事だったが、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故発生後は中止していた。出初め式は続けていたものの、町民に安心感を持ってもらおうと復活を決めた。団員と隊員約70人、消防車両9台が参加し、広野駅周辺を歩いた。
続いて町中央体育館で出初め式が行われた。遠藤智町長が団員、隊員の服装や姿勢、機械器具を点検した後、「誇りと自信を持って消防使命を全うしてしてほしい」と式辞を述べた。
町によると団員数は111人。矢内光正団長は「減少傾向にある団員確保に努め、態勢を立て直していきたい」と話した。
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