福島復興再生総局の中島正弘事務局長(61)は3日、福島市の同局で、「長期避難者から早期帰還、定住の支援まで、あらゆる局面に応じた施策を展開し、総局としての本領を発揮したい」と職員に訓示した。
中島事務局長は、昨年、早期帰還者賠償などを盛り込んだ復興指針、福島再生加速化交付金など新たな政策が具体化したことを踏まえ、「今年は避難区域の一部解除が見込まれる。新たな政策体系を活用し、福島の復興を新しいステージに進めたい。被災者、被災自治体に局面が変わったと言われるように取り組もう」と語った。
さらに、新しい福島の姿を世界に見せる気概を持って復興に全力を尽くすよう求めた。
中島事務局長は峰久幸義前事務局長の退任に伴い、復興庁事務次官から1月28日付で就任した。
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