キュウリやトマトなど本県の主力農作物6品の平成25年販売額は総額193億9000万円で、前年実績を約40億円上回った。11日に県が福島市のふくしま中町会館で開いた園芸振興推進会議で示した。
キュウリ、トマト、アスパラガス、モモ、ナシ、リンドウの主力6品の販売額の推移は【表】の通り。25年の総額は目標額を約25億円上回り、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故前の22年実績の95%まで回復した。
このうち、キュウリは約74億7000万円で、22年実績を約2億4000万円上回った。
ただ、6品の農家戸数は7658戸、栽培面積は3016ヘクタールで、目標の98~99%だった。
このほか、イチゴやネギなど県が地域振興品目に位置付ける10品目の25年販売額は39億6200万円となった。前年を約7億円上回ったが、22年の63%にとどまっている。
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25年度に県が実施した野菜、果樹の放射性物質検査は全ての検体で食品衛生法の基準値(1キロ当たり100ベクレル)を下回った。2月末までに野菜4287点、果樹1433点を調べた。
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