福島市の県文化センターで県の追悼復興祈念式終了後に開かれた「ふくしまコンサート"復興のひびき"」は、本県に心を寄せる音楽家と県民が共演し、来場者の心を癒やした。
雅楽奏者の東儀秀樹さん、ピアノ奏者の西村由紀江さん、歌手の大島花子さんの3人が、福島大管弦楽団、会津高合唱部と共に舞台に立った。チアリーダーチーム「クラップス」の子どもたちも出演し、元気いっぱいの演技で盛り上げた。
東儀さんは昨年に続く出演で、「ハナミズキ」などを奏でた。「これからも音楽の輪を広げていきたい」と語り、被災地支援に尽くしていくことを約束した。
大島さんは父・坂本九さん(故人)のヒット曲「見上げてごらん夜の星を」などを披露。西村さんは震災発生後に作曲した「微笑みの鐘」などを弾いた。
フィナーレは佐藤雄平知事も登壇してNHKの復興支援ソング「花は咲く」を全員で歌った。本県再生に向け、約千人の来場者の心は一つになった。
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