東日本大震災アーカイブ

仮設住宅で一人暮らし男性死亡 二本松

 東京電力福島第一原発事故で、浪江町から二本松市の杉内多目的運動広場仮設住宅に避難していた一人暮らしの無職男性(74)が自室で死亡していたことが5日、分かった。
 関係者によると、男性の部屋のテレビがついたままになっているのを不審に思った隣人が4日午前11時半ごろ、仮設住宅の自治会役員に連絡した。役員が室内に入り、居間にあおむけに倒れている男性を発見した。
 近所の人が、男性が3日午後に帰宅したのを見ており、その後に亡くなったとみられる。男性は仮設住宅の住民と交流があったという。
 浪江町と町社会福祉協議会は見守り活動の強化を申し合わせた。