東日本大震災

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プレーで絆、復興加速を 16日オールナイトソフト 幅広い年代で12時間

大会の成功を誓い合う宗像さん(左)と今泉さん。奥に見えるのが都路野球場

 田村市ソフトボール協会都路支部は16日夕方から17日未明にかけて「オールナイトソフトボール大会」を市内都路町の都路野球場で初めて開く。3年ぶりに全域で帰還可能となったのを受け、住民の絆を強めようと企画した。「球音を夜通し響かせ、地域を元気づけたい」。支部長の宗像勝男さん(69)と事務局の今泉清司さん(63)は夜通しともる照明に復興の光を重ねる。
 東京電力福島第一原発から半径20キロ圏に当たる都路町東部の避難指示が4月に解除された。徐々に元の姿に戻りつつある古里への思いをスポーツを通して強めようと今泉さんが5月の総会で大会開催を提案。7月から案内文の作成や配布を進めてきた。
 大会は東西対抗方式とし、小学生から中高年まで幅広い年代の参加を募る。地元の古道スポ少や、都路支部に加盟する5チーム(上岩井沢、都路ライオンズ、都路ドントマインズ、セブン、球友会)から約100人の参加を見込んでいる。宗像さんは「お盆で帰省してきた人も気軽にプレーしてほしい」と飛び入り参加も歓迎している。
 午後4時から12時間の「長丁場」となるため、試合の合間にはバーベキューを振る舞い、参加者の交流の場とする。
 都路町は震災前から野球やソフトボールが盛んで、原発事故の影響後も仮設住宅の対抗試合を行ってきた。今泉さんは「大会を通して住民のつながりを強めたい」と開催の意義を話す。
 会場の都路野球場は旧緊急時避難準備区域(第一原発の半径20~30キロ圏)の都路町中心部にある。昭和50年代に開設され、各種大会の舞台として住民に親しまれてきた。震災後は利用を見合わせていたが、除染の終了を受けて6月に再開した。ナイターでの大会は原発事故後、初めてという。
 宗像さんは「思い出の球場に集い、ボールを追うことで古里の魅力を再認識してほしい」と呼び掛けている。問い合わせは今泉さん 電話090(8927)9168へ。

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