産業技術総合研究所(産総研)福島再生可能エネルギー研究所は17日までに平成26年度「被災地企業のシーズ支援プログラム」2次公募の審査を行い、技術支援課題8件を選定した。
同プログラムは、東日本大震災の被災3県の企業が開発した再生可能エネルギー関連技術などを支援する事業で、地域の新産業創出を目的にしている。
2次公募で技術支援課題に選定された8件は次の通り。
▽環境システムヤマノ(須賀川市)=新しい融雪型太陽電池モジュール、システムの開発
▽日本カーネルシステム(郡山市)=太陽電池ストリングの健全性確認検査装置の実証
▽元旦ビューティ工業(本宮市)=太陽電池の性能低下防止装置の評価技術
▽倉元製作所(宮城県栗原市)=逆型有機薄膜太陽電池の耐久性・信頼性評価とその劣化メカニズムの解析
▽東北ネヂ製造(いわき市)=長期強度信頼性に優れた風力発電分野向け太径ボルトの開発
▽日本化学工業(三春町)=リン系イオン液体の高温熱媒体としての性能評価
▽大野ベロー工業(いわき市)=水素ガス及び水素混合流体雰囲気中におけるベローズシールバルブの有効性評価
▽イーダブリュエムファクトリー(南会津町)=太陽光発電利用の独立型防災サーバー
■3次公募の申請26日まで受け付け
福島再生可能エネルギー研究所は平成26年度「被災地企業のシーズ支援プログラム」3次公募の申請を26日まで受け付けている。
問い合わせは同研究所福島連携調整室 電話024(963)0813へ。
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