東日本大震災

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「歴程」が川内村でセミナー 29日から現代詩の同人集う

 現代詩の同人雑誌「歴程」の夏季セミナー「歴程の夏」は29日から31日まで川内村で開かれる。東日本大震災・東京電力福島第一原発事故から立ち上がる村民を後押ししようと、初めて同村をメーン会場に催す。
 創刊メンバーの一人であるいわき市出身の詩人草野心平が川内村名誉村民になっている縁で会場に選んだ。全国の同人ら約30人が集う。
 開催テーマは「詩と未来」。いわなの郷体験交流館を拠点に、詩を創作したり、草野の詩や自作の詩を朗読したりする。草野の書などを所蔵する天山文庫、モリアオガエルが生息する平伏沼なども訪れる。
 「歴程」は昭和10年、草野や詩人の中原中也ら8人が創刊した。現在も優れた詩人が集う同人誌として知られている。夏季セミナーは国内各地で毎年開いている。富岡町を拠点に実施した際などに参加者が川内村へ足を延ばしたことはあるが、今回は村に泊まり込んで催す。
 「歴程」発行人を務める同人の新藤凉子さん(静岡県熱海市)は「村民を励ます狙いがある。参加者には草野がなぜ村を大切にしていたか感じ取ってほしい」と話している。

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