東日本大震災

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大震災に備え いわきで津波想定し訓練

鈴木組合長(先頭)の誘導で高台に避難する観光客ら=いわき市平薄磯・塩屋埼灯台駐車場付近

 9月1日の「防災の日」を前に、巨大地震に備えた総合防災訓練が29日、いわき市で始まった。市の主催で、東日本大震災の津波被害を教訓に30日までの2日間、市民ら約6000人が市内13地区ごとに避難誘導や避難所運営などの訓練に臨む。
 午前8時40分、いわき市で震度6強の地震が発生し、大津波警報が発表された―との想定で、初日は平、小名浜、勿来など7地区で実施した。平薄磯では、東北大災害科学国際研究所と電通グループなどが「カケアガレ!日本」と銘打ち、展開している津波避難訓練サポート事業と連携し、塩屋埼灯台などを訪れた観光客らの避難訓練に取り組んだ。
 鈴木一好塩屋崎薄磯観光組合長(63)の誘導で約20人が200メートルほど離れた高台に避難した。首から下げるタイプの衛星利用測位システム(GPS)装置を配布し、避難に要した距離や時間などを計測する独自の取り組みも導入した。同研究所が今後、データを分析し、地域の実情に沿った避難の在り方を探る。
 最終日は四倉、久之浜・大久など残り6地区で行う。

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