東日本大震災

「放射線・放射性物質Q&A」アーカイブ

  • Check

放射線 放射性物質 Q&A 自家消費野菜 食べる際の注意点は

 東京電力福島第一原発事故以降、自家消費野菜に含まれる放射性セシウム濃度が気になります。どのような点に注意すればよいでしょうか。

【回答者】県放射線健康リスク管理アドバイザー長崎大教授 高村昇さん

■市町村で簡易分析実施 心配な人は一度検査を

 3年半前の原子力発電所事故直後、牛乳や水道水以外に葉物野菜からも放射性ヨウ素が検出されました。これは、事故によって放出された放射性ヨウ素が地面に落ちてきた際、葉を広げていた野菜に付着したためです。
 当時、暫定基準値を超える葉物野菜については出荷制限、摂取制限がかけられましたが、このような野菜を摂取することによる、特に甲状腺の内部被ばくを低減化するための措置でした。放射性ヨウ素は半減期が短いため現在、野菜をはじめとした食物から検出されることはありません。
 一方、放射性セシウムについては、現在も基準値が設定されています。放射性物質検査を実施しているため、これを超える野菜や他の食材が市場に流通することはありません。自家消費野菜については、食用の山菜やキノコ類と同様、簡易分析を行う体制が整っており、各市町村の公民館や集会所などで検査が実施されています。
 今年5月の集計では、福島県で検査を行った3500検体余りの自家消費野菜のうち、基準値の半分に相当する1キロ当たり50ベクレルを超える放射性セシウムが検出されたものは23検体と、全体の1%以下となっています。
 キノコ類などと違い、放射性セシウムを濃縮しやすい野菜はこれまでのところ明らかになっていませんが、子どもさんやお孫さんに食べさせるのが心配という方は、一度検査してみることをお勧めします。検査場については直接、市町村役場に問い合わせるか、県のホームページなどを参考にしてください。

カテゴリー:放射線・放射性物質Q&A

「放射線・放射性物質Q&A」の最新記事

>> 一覧

東日本大震災の最新記事

>> 一覧