東日本大震災

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「二ノ丸石垣」初の現地調査 棚倉城跡で町教委が積み方など確認

学生と石垣を調べる北野准教授(手前)

 棚倉城跡の国史跡の指定を目指している棚倉町教委は、町内の城跡の中で唯一、石垣が残る「棚倉城二ノ丸石垣」で初めての現地調査を行った。
 石垣は外堀跡で、棚倉中のグラウンド東側にある。高さが3~5メートル、全長が約160メートルある。東日本大震災の地震で一部が崩落した。調査は、石の一つ一つを確認し、石垣の特徴、積み方の技術などを明らかにするのが目的。棚倉城跡調査指導委員会委員長の北野博司東北芸術工科大准教授と同大の学生6人が8日から12日にかけて調べた。
 北野准教授によると、石は約2000個が積み上げられており、石垣の下側を比較的硬い石、上側をそれよりも軟らかい石で構成し、使い分けを意識した配置になっているという。久慈川水系の石を使ったとみている。今後は岩石の専門家を招き、石の原産地の特定などを進め、来年3月までに調査結果をまとめる。
 町教委は平成24年度から文化庁の補助事業で発掘調査や絵図面の史料調査などを手掛けている。

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