桑折町を舞台にした映画「物置のピアノ」の首都圏での上映が27日、川崎市アートセンターと都内中野区のポレポレ東中野で始まった。両会場とも10月10日まで。
初日は両会場で上映前に似内千晶監督をはじめ、出演者の長谷川初範さん、小篠恵奈さんらが舞台あいさつした。満員の約100人が集まった川崎市アートセンターでは長谷川さんが「デリケートで味わい深い作品になった。皆さんの心に何かが残れば」と語った。
プロデューサーの橘内裕人さん=福島市出身=は「桑折発の映画を全国に広め、震災の風化を防ぎたい」と意気込みを示した。
10月18日から名古屋市、11月中に埼玉県深谷市での上映が決まっている。
福島民報社は同映画に協賛している。福島市のフォーラム福島では、好評のため予定を2週間延長して10月3日まで上映している。
()