3連休の3日間、福島市の中心部をハロウィーンで盛り上げるイベント「ハロウィンふくしま!!」は1日、市内の街なか広場をメーン会場に開幕した。街中から元気を発信し、福島第一原発事故の風評を吹き飛ばそうと初めて開催した。初日は仮装コンテストやステージショー、参加者が街中を仮装して回るスタンプラリーなど多彩なイベントを繰り広げた。
福島市商店街連合会の主催、福島商工会議所、福島まちづくりセンターの協賛、福島民報社などの後援。思い思いのユニークな仮装に身を包んだ参加者が訪れ、会場を熱気で包んだ。
メーンステージではみちのくボンガーズの母心による漫談や、バルーンアートを子どもたちにプレゼントする企画などが繰り広げられた。人気お笑いコンビ「日本エレキテル連合」も出演し、おなじみのフレーズ「だめよ、だめだめ」を本県の方言「いやだべした」に変えて披露し、観客の爆笑を誘っていた。
本来は平成23年に第1回を開催する予定だったが原発事故の影響により見送っていた。イベントを企画運営し、開催に向けて尽力した同連合会まちづくり委員長の阿部次郎さん(46)は「多くの子どもたちの笑顔を見ることができて良かった。来年、再来年と地域に根付いた催しにしていきたい」と顔をほころばせていた。
2日は「ハロウィンBAR(バル)前夜祭」と題し、市内の名産品を集めた「飲みフェス」を開催する。最終日は「ハロウィンバル」を催し、テレビ番組「酒場放浪記」でおなじみの吉田類さんがラジオの公開生放送を行うほか、スタンプラリーの抽選会が開かれる。
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