県会津地方振興局の「会津磐梯山エリアスキー教育旅行再興プロジェクト」の開始式は30日、北塩原村のグランデコスノーリゾートで行われた。関係者が「会津磐梯山スノーエリアにみんな来てね」とメッセージを発信した。
同プロジェクトは東日本大震災と東京電力福島第一原発事故に伴う風評で県外からの教育旅行が激減したことを受け、同地方振興局が北塩原、磐梯、猪苗代の3町村と連携して誘客を図る取り組み。
中学生以下の子ども10人以上を含む団体で、北関東や首都圏など県外から貸し切りバスで3町村のスキー場を訪れる際に、バス1台につき往復料金の2分の1以内を補助する。上限は宿泊する場合は10万円、日帰りは5万円。対象期間は来年1月13日から3月20日までで、12月1日から同地方振興局で受け付ける。
セレモニーでは、同地方振興局の須藤浩光局長が取り組みの内容を説明し、北塩原村の小椋敏一村長、磐梯町の橘純一副町長、猪苗代町の前後公町長が各町村の魅力などを紹介した。同エリアでモーグル競技に励む「ふくしまモーグルDチーム」のメンバーも参加し、来県を呼び掛けた。
同地方振興局はセレモニーの様子をホームページ(HP)などで掲示し、広く発信する。
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