東日本大震災

「震災から3年9カ月」アーカイブ

  • Check

「風評払拭」挑戦続く 攻めの姿勢でコメ作り うねめ農場(郡山) 伊東敏浩さん

出荷作業をする伊東さん

 郡山市でコメ作りなどを手掛ける農業生産法人「うねめ農場」の社長伊東敏浩さん(39)は原発事故から3年9カ月を迎え、「風評に負けず、攻めの姿勢で頑張りたい」と意気込む。

 九代続く農家で、父親の代に経営の大規模化に踏み切り、約10年前に自ら農業生産法人を発足させた。市内外に農地を借りるなどして108ヘクタールを耕作し、このうち水稲が約80ヘクタールを占める。

 原発事故が発生した平成23年。北京や上海などの中国進出に向け、コメの販路開拓事業に取り組む計画だった。しかし、海外に根強い風評の影響もあり、話は立ち消えになったままだ。

 また、コメの直販は、口コミで広がっていた。農場産米のブランド化の夢を描いた。しかし、事故発生直後に取引が全てなくなった。現在でも半分程度にしか戻っていない。

 海外進出もブランド化も、将来を見据えた挑戦だっただけにショックは大きかった。しかし、時間の経過とともに少しずつ気持ちが前向きになっている。いつまでも手をこまねいていては駄目だ。県内産米は全袋検査が行われているが、消費者に十分に伝わっていないと感じている。自分自身でもっとPRし、現状を打開しなければと考えるようになった。「気持ちを切り替え、動きださなければ」と自分に言い聞かせた。

カテゴリー:震災から3年9カ月

「震災から3年9カ月」の最新記事

>> 一覧

東日本大震災の最新記事

>> 一覧