福島大うつくしまふくしま未来支援センターの学生サポーター組織「FURE's(フレッツ)」は県外の中・高校生向けの本県観光PR冊子「フレフレ!!はつたび!!~福島発見・福島からの発信・福島への初めての旅~」を作成した。東日本大震災と東京電力福島第一原発事故後、減少した本県への教育旅行の回復を目指す。
冊子はB5判、フルカラー10ページ。フレッツの学生が半年かけて取材した伝統工芸を体験できる観光地や、復興に向けた取り組みを学習できる施設、収穫作業を行える果樹園などを紹介している。コメの全袋検査の様子や放射線の基礎知識も記載している。
うつくしまふくしま未来支援センターのマスコット「めばえちゃん」や、学生が考案したオリジナルキャラクター「福島食の仲間たち」が各所にあしらわれている。
1万部作成し、県内外のイベントで参加者に配るほか、学校や観光協会関係に配布し、県内への誘客につなげる。
取材や編集作業に携わった斎藤倫明さん(22)、富樫裕也さん(21)、吉田小雪さん(20)、小松瞳さん(20)、丹下歩美さん(19)は4日、福島市の同大で開かれた記者会見で取り組みについて説明した。
斎藤さんは「取材を通し、県民の熱意と思いをひしひしと感じた。教育旅行を回復させたい」と語った。
冊子に関する問い合わせは、うつくしまふくしま未来支援センター 電話024(504)2865へ。
()