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避難先で学習支援強化 楢葉、双葉、大熊町の拠点施設 双葉地区教育長会

楢葉町のゆずり葉学習会を活用し、勉強に励む生徒

 東京電力福島第一原発事故を受け、双葉郡の教育長でつくる双葉地区教育長会は避難先での児童生徒の学習環境の充実化に乗り出した。いわき市内に楢葉、双葉、大熊3町が設けた学習支援拠点施設を双葉郡8町村の枠を超えて郡内の小中学生がどの施設でも利用できるようにした。教育長会は取り組みの成果を検証した上で、来年度以降いわき市以外でも取り組みたい考えだ。
 原発事故により双葉郡の多くの子どもたちは古里を離れ、避難先で教育を受けている。教育長会は避難先での学習環境を整え、児童生徒の学力向上につなげる。「ふたばの子」という認識を強く持ってもらい、絆を強める狙いもある。
 相互利用できるのは楢葉町のゆずり葉学習会、双葉町のふたばっ子教室、大熊町の放課後学習会。いずれもいわき市内の小中学校仮設校舎や仮設住宅集会所に設けている。現在、3町合わせて約100人が利用中だ。
 学習を支援している学べるコムネット(松原由之社長)が教員免許を持つ人や元県立高校長らを各会場に派遣している。子どもたちはアドバイスを受けながら受験勉強や学力向上に励んでいる。
 さらに教育長会はいわき市のJRいわき駅前にフリースクールを新設した。学校を休みがちだったり、不登校になったりした児童と生徒を支える。 教育長会長の武内敏英大熊町教育長(71)は「双葉郡の友人と交流を深めて避難生活による精神的な負担を和らげたい。避難先でも十分に学習できる環境を今後も整えていく」と狙いを語った。

カテゴリー:福島第一原発事故

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