川俣町の和太鼓演奏団体「山木屋太鼓」の初めてとなる単独公演は12日、福島市の福島テルサで開かれた。
来年に結成15周年を迎える記念と、東京電力福島第一原発事故で避難区域となった同町山木屋地区の住民を励ますために企画した。
遠藤元気会長ら団員16人が出演し、今年4月に発売した初のオリジナルCD「山木屋太鼓ふるさとの響(HIBIKI)」に収録した曲を披露した。
避難生活を送る山木屋太鼓のメンバーを支援してきた音楽団体と共演した。下郷町のよさこいグループの郷人(ごうじん)や三味線の演奏者と一緒にステージに立ち、友情の音色を響かせた。
遠藤会長は「支えてくれた人に感謝し、魂を込めて太鼓をたたいた。今後も古里が再生するよう頑張りたい」と誓った。
(カテゴリー:福島第一原発事故)