琉球ガラスなど沖縄の伝統工芸品を集めた「美島(ちゅらしま)の手仕事 沖縄工芸作家特集-肝心(ちむぐくる)ぬ物語(むぬがたい)-」は20日から22日までの3日間、いわき市の小名浜美食ホテルで開かれる。
沖縄市工芸産業振興会の主催、沖縄市、福島民報社などの後援、いわき市などで活動するNPO法人ふよう土2100と未来会議などの協力。おきなわ多文化共生のまちづくり振興会代表の喜納高宏さん(51)が発起人として、県内で初めて開催する。
喜納さんは、福島民報社が全国46都道府県の中高生を県内に招いた8月のふくしま未来応援団で沖縄県の高校生を引率した。東日本大震災と東京電力福島第一原発事故後、いわき市内の避難所で沖縄ソーキそばを振る舞うなど、被災地支援に尽力してきた。
会場では、織物や陶芸、木工品など地元の19工房が展示・即売する。いわき市出身で沖縄在住のキャンドル作家今野千夏さんの作品も並ぶ。美しい色合いの紅型(びんがた)染めのコースター作り体験やチャリティーオークションなどを催す。
入場無料。時間は午前10時から午後5時(最終日は午後4時)まで。20日は10時からオープニングセレモニーを行う。問い合わせは沖縄市工芸産業振興会事務局 電話098(934)2213へ。
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