東日本大震災アーカイブ

大分の高校が県内修学旅行 震災後初 双葉高生らと交流

大分県の高校生に双葉高の現状などを説明する生徒

 大分県の高田高は14日から修学旅行で県内を訪れている。大分県の高校が修学旅行で本県を訪れるのは東日本大震災と東京電力福島第一原発事故後、初めて。
 同校の2年生約130人が参加している。初日はいわき市のいわき明星大で双葉高、双葉翔陽高、富岡高との交流会が開かれた。県内3校からは約50人の生徒が参加した。県内の生徒代表が震災と原発事故後の避難の現状などを説明した。高田高の生徒らは「地元の復興のためにどういう活動をしているか」「福島で自慢できるものは何か」などと質問し、本県の現状について理解を深めた。
 高田高2年の橋本沙季さん(17)は「自分の目で見て、感じたありのままの福島の姿を、家に帰って家族に伝えたい。ずっと福島のことを忘れないでいたい」と話した。
 高田高の生徒は15、16の両日、北塩原村でスキーを体験する。17日はいわき市の津波被災地などを見学する。

カテゴリー:福島第一原発事故