県は東日本大震災前に県内漁業の主力品種だったヒラメの試験操業開始に向け、4月から準備に入る。水揚げできる大きさについて漁業者に協議してもらう。29日、いわき市で開かれた県漁協組合長会議で県が提案した。
ヒラメが試験操業対象種に追加された場合にスムーズに操業ができる態勢を整える狙いだ。水揚げできるヒラメは震災前、県漁連の県ヒラメ資源管理規程で全長30センチ以上と定められていた。県は全長35センチ以上、全長40センチ以上などに規程を見直す案を漁業者に提示し、内容を検討してもらう。
県によると、沿岸漁業の長期間にわたる操業自粛で状況が変化し、ヒラメは量が増加し、大型化している傾向にあるという。
(カテゴリー:福島第一原発事故)