須賀川市の弘法坦地区、山寺北団地の両災害公営住宅が完成し、入居者への鍵の引き継ぎ式が30日、現地で行われた。市内の3、4カ所目の公営住宅で、市が整備する住宅全100戸の引き渡しが完了した。
東日本大震災で自宅が壊れた市内の被災者のために整備された。ともに鉄筋コンクリート造りの6階建て。弘法坦地区は45戸、山寺北団地は23戸が入居する。
弘法坦地区では、橋本克也市長があいさつし、入居者代表の水口良子さん(81)に鍵を手渡した。水口さんは「5年間を仮設住宅で生活してきた。立派な住宅に入れる」と謝辞を述べた。
(カテゴリー:福島第一原発事故)