青果物の鮮度を保つ空気調整(CA)コンテナを活用したタイ向け県産モモの輸出が20日に始まった。第1便として、福島、伊達両市などで生産された「暁星(ぎょうせい)」1・4トンを出荷した。CAコンテナによる県産モモの輸出は初めて。
出発式が同日、福島市飯坂町のJAふくしま未来湯野共選場で行われた。鈴木正晃副知事、佐藤裕之全農県本部副本部長、伊藤昌広JAふくしま未来専務があいさつした後、箱詰めされたモモがトラックに運び込まれた。
県によると、「暁星」「あかつき」など計20トンを8月下旬まで6回にわたって輸出する。8月6日からバンコクのザ・モールや東急などの百貨店約40店舗で販売される。8月下旬からブドウを同様の手法で輸出する予定。
(カテゴリー:福島第一原発事故)