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線量計メーカー訪問 中高生のベラルーシ派遣団

最新鋭の放射性物質検出器を見学する団員=ポリマスター

【ベラルーシ・ミンスク州で三浦美紀記者】県内の中高生が参加している「福島子どもの未来を考える会」(郡山市)のベラルーシ派遣団は5日、放射性物質測定器の開発・製造会社「ポリマスター」を訪問した。同社は東京電力福島第一原発事故後、日本に無償で線量計を提供しており、団員は支援に感謝した。
 同社は隣国ウクライナで起きたチェルノブイリ原発事故を受け、平成4年に設立した。24年には日本法人を設立し、同社の線量計は県内で今も使われている。
 団員はマーケティング、製造分野の担当者から時計型やスマートフォンと連携したタイプなど最新鋭の線量計について説明を受けた。星拓さん(安積黎明高1年)は「原発事故発生当時は目に見えない放射性物質に不安があった。線量計できちんと測ることで安心感を得た」と語った。鈴木希歩(のあ)さん(行健中2年)が「福島がこれからすべきことは何か」と質問したのに対し、同社のセルゲイ・ルーカシュマーケティング部長は「測定を重ね高線量の汚染地域を特定すべき。汚染物質の拡散防止が必要だ」と訴えた。

■派遣費用一部提供 ゲーム会社に謝意
 派遣団は今回の派遣費用を一部提供したゲーム会社「ゲームストリーム」も訪れた。
 同社の商品は世界中で人気があり、「タンクの世界」というオンラインゲームは約1億1千万人が利用しているという。
 ヴィクトル・ノブチャドフ社長が団員を出迎え社業について説明した。団員はゲームを楽しみながら、世界を舞台に成長を遂げる企業の経営方針を学んだ。

■震災報道記録集民報社が寄贈 ストリームに
 福島民報社はゲームストリームに、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故から5年間の報道記録集「東日本大震災 原発事故から5年 ふくしまは負けない」を贈った。ふくしま復興特別大使に委嘱されている派遣団を代表し、高野真有さん(福島高2年)があいさつ。団長の長尾トモ子理事長や団員が記録集や「赤べこ」などの記念品をノブチャドフ社長に手渡した。

カテゴリー:福島第一原発事故

ノブチャドフ社長(中央)に記念品を贈る団員。右から2人目は長尾理事長=ゲームストリーム

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