東京電力福島第一原発事故に伴い全町避難が続く富岡町は4日、帰還後の町農業の復興に向けた取り組みや方向性を盛り込んだ町農業復興実施計画(町農業アクションプラン)の素案を、郡山市の町役場郡山事務所で開いた計画策定検討委員会の第4回会合でまとめた。
素案では、農産物の安全性確保に向けた放射性物質の簡易測定装置の設置、農地保全・地力回復のために堆肥として有効な有機資材の地域内外からの調達などを掲げた。新たな作物として業務用タマネギ栽培の推進も打ち出した。
12月中に開く第5回会合で計画案を決める。
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