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試験操業 原発から10~20キロ対象 コウナゴ漁6年ぶり再開へ

 いわき市漁協と相馬双葉漁協は17日、それぞれ試験操業検討委員会を開き、東京電力福島第一原発から半径10~20キロを試験操業の対象とすることを決めた。このうち、相馬双葉漁協では3月中旬にもコウナゴの試験操業で東日本大震災、原発事故から6年ぶりに漁が再開する。21日の県地域漁業復興協議会、28日の県漁協組合長会議の承認を得て決定する。
 浪江町請戸地区の漁業者から地元沖での操業を希望する声が上がっていた。第一原発で発生した汚染地下水が護岸から海に染み出るのを防ぐ「海側遮水壁」が平成27年10月に完成し、海水の放射性物質濃度が低下傾向となったため県漁連は昨年、この海域を試験操業の対象に加えるよう提案。ただ、海中にがれきが残り、漁の支障になるなど反対意見が出たため、継続審議となっていた。
 圏内で水揚げされたコウナゴの検査で放射性物質は検出されていない。このため、コウナゴに限り対象とする。他の魚種への拡大は今後、検討する。相馬双葉漁協では請戸地区の16隻がコウナゴ漁に参加する予定。
 いわき市、相双の両漁協は昨年秋から漁船による第一原発の半径5~20キロにある海中の災害がれきの撤去作業を行い、終了した。
 相馬双葉漁協の佐藤弘行組合長は「自粛海域の縮小で一つのハードルを越えた」と話した。

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