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放射線 放射性物質 Q&A 自家野菜のセシウムどう注意

 東京電力福島第一原発事故以降、自家消費野菜に含まれる放射性セシウム濃度が気になります。どのような点に注意すればよいでしょうか。

【回答者】県放射線健康リスク管理アドバイザー・長崎大原爆後障害医療研究所教授 高村昇さん

■市町村ごとに検査可能

 6年前の原子力発電所事故直後、牛乳や水道水以外に葉物野菜からも放射性ヨウ素が検出されました。これは、事故によって放出された放射性ヨウ素が地面に落ちてきた際、葉を広げていた野菜に付着したためです。ただし放射性ヨウ素は半減期が短いため現在、野菜をはじめとした食物から検出されることはありません。
 一方、放射性セシウムについては、現在も基準値が設定されており、放射性物質検査を実施しているため、これを超える野菜や他の食材が市場に流通することはありません。自家消費野菜についても、食用の山菜やキノコ類と同様、簡易分析を行う体制が整っており、各市町村の公民館や集会所などで検査が実施されています。
 長崎大がサテライトオフィスを設置している川内村では公民館に食品検査場が設置されており、住民の方が作られた野菜などに含まれる放射性セシウム濃度を測定できます。平成25年から26年の間に4080の野菜が検査されていますが、このうち放射性セシウムが検出されたのは0.1%にあたる5検体のみで、現在ではほぼ検出されていません。
 現在、野生のキノコやイノシシなどと比較しても、野菜から放射性セシウムが検出される頻度は極めて低くなっています。ただ、もし自分で作った野菜が気になる場合には、お住まいの市町村に問い合わせて、一度測定してみるとよいと思います。

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