再生可能エネルギー関連産業の県内集積や県内企業の技術開発を支援する県の機関「エネルギー・エージェンシーふくしま」は7日、ドイツのノルトライン・ウェストファーレン(NRW)州の「エネルギー・エージェンシーNRW」と連携覚書を締結した。県は再エネ先進自治体との連携を強化し、関連産業の活性化につなげる。
「エネルギー・エージェンシーNRW」はNRW州で再エネの技術開発を担う組織。覚書には再エネ分野の情報交換・発信、研究開発プロジェクト創出の後押し、関係者のネットワーク構築支援などを盛り込んだ。
締結式は福島市のホテル辰巳屋で行われた。本県側の服部靖弘代表、NRW州側のフランク・ミヒャエル・バウマン代表が覚書に署名した。服部代表は「両地域の経済交流を発展させる」と語り、バウマン代表は「協力関係を実りある形にしていきたい」と述べた。
引き続き、NRW州関係者の歓迎レセプションが開かれ、出席者が一層の交流促進を誓い合った。NRW州の12団体・企業は8、9の両日、郡山市のビッグパレットふくしまで開かれる「ふくしま再生可能エネルギー産業フェア」に出展する。
県は2014(平成26)年に同州と再エネ分野の連携覚書を締結して経済交流を進めている。
(カテゴリー:福島第一原発事故)