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第一原発のメガフロート廃炉作業荷揚げ場に 東電方針

メガフロートを埋め立てに活用するイメージの断面図

 東京電力は福島第一原発の港湾に係留中の人工浮島「メガフロート」を、湾内の廃炉作業の荷揚げ場として再利用する方針を固めた。海底に設置する土台にメガフロートを固定させた上で盛り土し、埋め立て地の一部とする。早ければ今夏にも着工し、2021年度の完成を目指す。30日、東電が原子力規制委員会に計画を示した。

 メガフロートは全長約136メートル、幅約46メートル、高さ約3メートルで内部に約1万トンの水を蓄えられる。東電は原発事故で増え続ける汚染水を保管するために導入し、最大で低濃度の汚染水約8千トンを貯留した。汚染水は2012(平成24)年12月までに地上のタンクに移され、以降は使用されていなかった。
 津波発生時に漂流物となって施設に衝突する危険を回避するため一時は解体も検討された。ただ、港湾内での解体作業は廃炉作業の支障になる可能性があり、再利用を決めた。不足している港湾の荷揚げ場を拡張するため、1、2号機に面した港湾の一部を埋め立てるのにメガフロートを活用する。内部の空洞はセメントと水などを混ぜたモルタルを流し込んで埋める。
 メガフロートは静岡市の清水港で釣り場に使われていたが、東電が同市から無償貸与を受け2011年5月に第一原発の港湾内に移した。2012年に東電が約5億円で譲り受けていた。

カテゴリー:福島第一原発事故

福島第一原発の港湾内に浮かぶメガフロート

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