ノーベル賞委員会のフリードネス委員長が、核軍縮イベントに出席するため、被爆80年を直前に控えた7月下旬ごろに来日予定であることが19日、分かった。昨年ノーベル平和賞を受賞した日本原水爆被害者団体協議会(被団協)の定期総会で報告された。被団協関係者によると、被爆地の広島と長崎への訪問が調整されている。
イベントは7月27日に東京の上智大でノーベル研究所が被団協と共に開催する予定。フリードネス委員長、ノーベル研究所所長のほか、昨年の平和賞授賞式で演説した被団協の田中熙巳代表委員(93)も登壇し、核の脅威について話し合う。
被爆地訪問は、イベントより前の日程で検討されているという。