近畿日本鉄道は20日、京都線、橿原線で乗務していた30代の男性車掌が2020年12月ごろから、走行中の列車の乗務室内で私物のスマートフォンを操作していたと発表した。知人や家族と連絡を取るなどしていたという。同社は処分を検討している。
同社によると、直近の約1カ月間で14回の使用が確認された。乗務中は電波を遮断する専用ポーチに私用スマホを入れて施錠し、乗務かばんに入れる規定を設けていた。
今月19日に車掌が乗務中、私用スマホを職場事務所に忘れたのを同僚が見つけ、専用ポーチに入れていなかったことが判明。専用ポーチには通信機能のないダミーのスマホを入れていたという。