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祖母殺害の19歳男に懲役12年

2025.07.24 17:43

 同居していた祖母=当時(78)=を昨年8月に殺害したなどとして、殺人や窃盗などの罪に問われた名古屋市の無職男(19)の裁判員裁判で、名古屋地裁は24日、懲役12年(求刑懲役16年)の判決を言い渡した。

 久礼博一裁判長は判決理由で、出勤するふりをして外出後に祖母が家で1人になるタイミングを見計らって窓から侵入し、約4分間祖母の首を絞め続けるなどしており、「強固な殺意に基づき計画に沿って遂行され、凶悪な犯行だ」と指摘。

 家裁に移送して保護処分とするのが相当だとする弁護側の主張に対し「事件の悪質性、重大性を鑑みれば刑事処分とすべきだ」として退けた。

 判決によると、昨年8月23日、自宅で祖母の首を延長コードで絞めて窒息死させ、祖母の口座から現金50万円を引き出したほか、自宅にいた計3人の弟や妹の手足を粘着テープで縛り監禁した。

 被告は事件当時18歳で、改正少年法で起訴後に実名報道が可能な「特定少年」に当たるが、名古屋地検は氏名を公表していない。