【ロンドン共同】パレスチナ自治政府のアッバス議長は８日、英ロンドンでスターマー首相と会談した。アッバス氏は英国が条件付きでパレスチナを国家承認する方針を示したことを歓迎した。英首相官邸が発表した。
会談では将来のパレスチナ統治にイスラム組織ハマスの役割がないことも確認した。英メディアによると、アッバス氏はパレスチナ自治区ガザの戦闘や人道危機の終結に向けた協力を改めて求めるため、７日から英国に滞在している。
英国はイスラエルがガザでの停戦に合意し、深刻化する飢餓などへの対策を取らなければ、今月にニューヨークで開かれる国連総会に合わせてパレスチナを国家承認する方針を示している。