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原爆調査の研究者しのぶ

2025.09.13 16:43

 広島市への原爆投下直後の1945年9月、広島県内で被害を調べていた京都大の研究者ら11人が、枕崎台風による土石流で死亡した災害から80年となるのを前に、現場となった同県廿日市市で13日、慰霊の集いが開かれた。参列者は犠牲者をしのび、平和への思いを新たにした。

 犠牲となったのは京大の原爆災害総合研究調査班の班員。廿日市市の大野陸軍病院を拠点に調査や診療を行っていたところ、台風による土石流に巻き込まれた。

 枕崎台風は45年9月17日に鹿児島県枕崎市付近に上陸し、夜には広島県に最接近した。大野陸軍病院では入院していた被爆者や病院職員を含む156人が死亡した。